各チームの下部組織で育った名選手を年代順に紹介していくこのシリーズ。
今回は、ネスタやタソッティなど、ライバルのローマにも引けを取らないスター選手を輩出してきたラツィオユース出身の名手たち。
懐かしの選手からニューカマーまで、クラブの歴史を順を追って振り返っていきましょう。
ラツィオ・ユース(下部組織)出身の名選手10人
ヴィンチェンツォ・ダミーコ
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ヴィンチェンツォ・ダミーコ(Vincenzo D’Amico)
生年月日:1954年11月5日
身長/体重:173cm・70kg
利き足:右足
ポジション:RW
所属クラブ:ラツィオ、トリノ
代表チーム:イタリアB代表
ユース(下部組織):1970〜1971年
ラツィオ通算333試合出場を誇るレジェンドで、73/74シーズンに初めてセリエAを制した当時の優勝メンバー。
スピード・テクニックが融合したドリブルと正確なクロスで、絶対的エースであるキナーリャのゴールを引き出した。
ブルーノ・ジョルダーノ
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ブルーノ・ジョルダーノ(Bruno Giordano)
生年月日:1956年8月13日
身長/体重:175cm・-kg
利き足:右足
ポジション:CF
所属クラブ:ラツィオ、ナポリ
代表チーム:イタリア代表
ユース(下部組織):1969〜1975年
クラブ通算111ゴールの記録を持つ、ラツィオを代表するストライカー。
ナポリ時代には、マラドーナ・カレカとの”Ma-Gi-Ca”コンビでゴールを量産し、クラブ史上初のスクデット獲得に貢献した。
マウロ・タソッティ
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マウロ・タソッティ(Mauro Tassotti)
生年月日:1960年1月19日
身長/体重:177cm・74kg
利き足:右足
ポジション:RSB
所属クラブ:ミラン、ラツィオ
代表チーム:イタリア代表
ユース(下部組織):1978年
マルディーニ、バレージ、コスタクルタと鉄壁のディフェンスラインを築き、ミランの黄金期を支えた右サイドバック。
不思議と代表には縁がなく、32歳でデビューと遅咲きだったが、イタリア屈指の名門で500試合以上出場した紛れもない名選手だった。
パオロ・ディ・カーニオ
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パオロ・ディ・カーニオ(Paolo Di Canio)
生年月日:1968年7月9日
身長/体重:178cm・72kg
利き足:右足
ポジション:CF
所属クラブ:ラツィオ、ウェストハム
代表チーム:U-21イタリア代表
ユース(下部組織):1984年
数々のトラブルを巻き起こす一方、FIFAフェアプレー賞を受賞するなど、プロの鑑でもあった生粋のラツィアーレ。
ウェストハム時代にウィンブルドン戦で魅せたダイレクトボレーは、彼のスキルが凝縮された美しいスーパーゴールだった。
ルイジ・ディ・ビアージョ
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ルイジ・ディ・ビアージョ(Luigi Di Biagio)
生年月日:1971年6月3日
身長/体重:175cm・74kg
利き足:右足
ポジション:CM
所属クラブ:ローマ、インテル
代表チーム:イタリア代表
ユース(下部組織):1988年
ハードなディフェンスと、不屈のファイティングスピリッツを武器に、ローマやインテルなどで活躍した守備的MF。
175cmと小柄だがヘディングでのゴールも少なくなく、不意をついた強烈なパワーフリーキックも印象的だった。
フラビオ・ローマ
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フラビオ・ローマ(Flavio Roma)
生年月日:1974年6月21日
身長/体重:191cm・86kg
利き足:右足
ポジション:GK
所属クラブ:モナコ、ピアチェンツァ
代表チーム:イタリア代表
ユース(下部組織):1991〜1993年
デビュー当初は無名の存在だったが、ピアチェンツァ時代に出会ったデシャン監督の指導により、代表まで上り詰めた遅咲きのGK。
モナコでもタッグを組み、長年守護神として活躍。03/04シーズンにはクラブ初のCL決勝進出に貢献した。
アレッサンドロ・ネスタ
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アレッサンドロ・ネスタ(Alessandro Nesta)
生年月日:1976年3月19日
身長/体重:187cm・82kg
利き足:右足
ポジション:CB
所属クラブ:ラツィオ、ミラン
代表チーム:イタリア代表
ユース(下部組織):1985〜1993年
ラツィオユースが輩出した最高傑作で、イタリアサッカー史上最高峰のセンターバック。
統率力・対人守備・カバーリング・正確なフィード、怪我がちな点を除けば、すべてにおいて完璧なDFだった。
マルコ・ディ・バイオ
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マルコ・ディ・バイオ(Marco Di Vaio)
生年月日:1976年7月15日
身長/体重:180cm・76kg
利き足:右足
ポジション:CF
所属クラブ:パルマ、ボローニャ
代表チーム:イタリア代表
ユース(下部組織):1991〜1994年
貪欲にゴールを狙うだけでなく、サイドに流れてスペースメイクもできるムービング型のストライカー。
パルマやユベントスで活躍し、ボローニャ時代にはチーム総得点の半分以上となる24ゴール挙げ、得点王まであと一歩と迫った。
ジャンピエロ・ピンツィ
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ジャンピエロ・ピンツィ(Giampiero Pinzi)
生年月日:1981年3月11日
身長/体重:180cm・68kg
利き足:右足
ポジション:CM
所属クラブ:ウディネーゼ、キエーボ
代表チーム:イタリア代表
ユース(下部組織):1997〜1999年
2000年代のウディネーゼで主軸として活躍したプレイメーカー。
豊富な運動量と的確なポジショニングでチームのバランスを整え、効果的な攻め上がりで前線をサポートした。
ケイタ・バルデ・ディアオ
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ケイタ・バルデ・ディアオ(Keita Baldé Diao)
生年月日:1995年3月8日
身長/体重:184cm・80kg
利き足:右足
ポジション:LW
所属クラブ:ラツィオ、インテル
代表チーム:セネガル代表
ユース(下部組織):2011〜2013年
バルサカンテラで育ち、ラツィオユースを経て、イタリアでその才能を開花させたドリブラー。
16/17シーズンには、インモービレに次ぐチーム2位の16ゴールを挙げ、スコアラーとしても非凡であることを証明した。
下部組織出身者だけでチームを組んでみた
▼GK
ローマ(ストラコシャ)
▼DF
ネスタ(ガッツィ)
マンフレドーニア(ドミッツィ)
タソッティ(デ・シルベストリ)
ペルーゾ(ピサーノ)
▼MF
カタルディ(ムルジャ)
ディ・ビアージョ(オナジ)
ダミーコ(ピンツィ)
ケイタ(フランチェスキーニ)
▼FW
ディ・カーニオ(ベルナルディーニ)
ジョルダーノ(ディ・バイオ)