バレンシア・カンテラ（下部組織）出身の名手たち

各チームの下部組織で育った名選手を年代順に紹介していくこのシリーズ。

今回は、ダビド・シルバやイスコら、中盤の名手を輩出してきたバレンシア カンテラ出身の名手たち。

懐かしの選手からニューカマーまで、クラブの歴史を順を追って振り返っていきましょう。

バレンシア・カンテラ（下部組織）出身の名選手10人

ペップ・クララムント

バレンシア下部組織出身の選手で初めてスペイン代表の主将を務めた名ウインガー。

ディ・ステファノ体制の重要戦力として、70/71シーズンの優勝に貢献。バレンシアに24年ぶりのリーグタイトルをもたらした。

フェルナンド・ゴメス

MFのクラブ最多ゴール記録を持つ、バレンシア史上屈指のアタッカー。

2部に降格したクラブの暗黒期を知り、ストライカー顔負けの決定力で強豪復活の礎を築いた名手だった。

アンドレス・パロップ

バレンシアではカニサレスの控えだったが、セビージャ移籍で心機一転。

黄金期の守護神として、UEFAカップ連覇やコパ・デル・レイなど、チームに数々のタイトルをもたらした。

ミゲル・アンヘル・アングーロ

フェルナンドも付けた背番号10番を背負い、バレンシア黄金期を支えたスピードスター。

本職のFWだけでなく、中盤からサイドバックまでマルチにこなし、常にコンスタントな活躍が見込める監督にとっても嬉しい選手だった。

ダビド・アルベルダ

優れたカバーリング能力と危険察知能力を備え、最終ライン前の防波堤としてバレンシアの中盤を支えた主将。

コンビを組んだバラハとともに、2000年代前半のクラブ黄金期の中心人物として活躍した。

ラウール・アルビオル

バレンシアだけでなく、ナポリ、マドリーでも存在感を示した理想的なディフェンスリーダー。

ビジャレアル移籍後はスペイン代表のスタメンにも返り咲き、35歳にして第二の春を謳歌している。

ダビド・シルバ

バレンシア下部組織史上最高傑作との呼び声もある左足の魔術師。

ボールロストが極めて少なく、創造性溢れるプレーでシティに数々のタイトルをもたらした。

イスコ

超人的なボールテクニックで観客を魅了する、エル・ブランコのファンタジスタ。

天才肌ゆえ安定感に乏しい弱点はあるものの、コンディションが整えばジダン級の美しいプレーを提供する。

ホセ・ルイス・ガヤ

ジョルディ（現バルセロナ）→ベルナト（現パリSG）に続く、バレンシア産左サイドバックのワールドクラス。

近年はフィジカル・守備面の向上が著しく、スペイン代表のスタメンにも定着した。

フェラン・トーレス

ソレール、イ・ガンインなど、多くの逸材をトップチームへ送り込んでいるバレンシア カンテラの近年最高傑作。

若干20歳で名門バレンシアのスタメンを張り、先人たちが通ったスターへの階段を順調に歩み出している。

下部組織出身者だけでチームを組んでみた

▼GK
パロップ（モリーナ）
▼DF
カマラサ（アリアス）
アルビオル（ハビ・ナバーロ）
キケ・フローレス（クーロ・トーレス）
ガヤ（ベルナト）
▼MF
アルベルダ（スビラッツ）
フェルナンド（フェラン）
ダビド・シルバ（ファリノス）
クララムント（パブロ・エルナンデス）
イスコ（ソレール）
▼FW
アングーロ（アルカセル）